予備校・塾業界にも、さまざまな変化が訪れたものの、大手予備校三校は、ますます健在です。三校とは、駿台予備学校、河合塾、代々木ゼミナールです。講師仲間や、多浪の予備校通の間では、それらの頭文字(アルファベット)を取って、「S・K・Y(エスーケー・ワイ)」と業界用語のように呼ばれています。浪人生で、これらの予備校に通う人のシェアは、五割とも、六割とも、七割ともいわれます(正確に統計がとられていませんが、通説です)。校舎展開を見ても、模擬試験の普及度を見ても、講師の参考書執筆などを見ても、予備校界のゆるぎない横綱であることは、誰も認めるところでしょう。そこで、大手予備校に共通するのは、次のような点です。○伝統と実績○校舎数の多さ○模擬試験の充実(割引受験)○情報量の多さ(情報網の充実)○大学とのパイプ○講師の層の厚さ○衛星放送などのシステムの充実これらのほかにもたくさんあります。
学校では、小学4年生から辞書を使うことが多くなってくるはずである。家でも、4年生ぐらいから辞書を引く習慣をつけておくと、学力向上に役立つことは間違いない。小学生の場合、辞書といえば国語辞典と漢和辞典だが、中学生になると、それに英和辞典と和英辞典が加わる。まずこれらの辞書の選び方のポイントから話していくことにする。辞書は、子どもの知能の発達に応じて与えるのが原則だ。『広辞苑』や『大辞林』はたしかによい国語辞典だが、普通の小・中学生では使いこなせない。同じようにコンサイスの英和辞典を中学生に与えても、ほとんど無用の長物となるだろう。小学生には小学生向きの、中学生には中学生向きの辞書を与えてほしい。これらの辞書の特徴は、子どもが学習しやすいように編集されている。初めて辞書を使う人にも、便いやすいように工夫されていたり、学習する時の注意点が書かれていたりして、とても便利である。つまり、引くだけでなく、読んでためになる辞書になっているのが、小・中学生向け辞書の特色と言ってよい。また、説明なども、子どもにわかるような言葉を用いているから安心である。
英語力を身につけるうえでとくに重要なのがセンテンスの暗記で、スラスラと口から出てくるまで覚えなければ絶対に、英会話も英作文もできません。日本における英作文は、「英借文」なのです。典型的な英文をいくつも暗唱したうえで、必要に応じて主語や述語、修飾語、時制(現在、過去、未来などを示す文法)を変えていく。これが英作文であって、英文を暗唱することで基礎ができ、空欄補充の問題が解けるようになるし、長文読解の重要構文理解もできるようになります。英語以外にも、日本史・世界史なども暗記型の科目です。歴史の流れをつかむ教育が必要だといいますが、基礎となる部分は暗記で身につけるしかありません。同様に、地理や公民・政経なども基礎となる部分は、暗記の詰め込みです。応用力が問われる数学や物理にしても、入試に出題される典型問題を反復練習することで、基本的な解き方の定石を暗記するしかないのが実情ですから、本質的には詰め込みといえます。「幅広い、徹底した詰め込みの基礎があってこその応用や論述なのです。基礎こそ到達点」私の考え方は、詰め込み主義でコツコツと覚えていくしかないのが基礎学力というものです。そのかぎりで、暗記重視の詰め込み教育がよくないという批判は、的を射ていないと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。