ヤフーはスタンフォード大学の学生であったジェリー・ヤン(中国系)とデイビッド・ファイロの2人が趣味で作り始めたインターネットのサイトのリストから生まれた会社です。「ジェリーのWWWガイド」と名付けられたリストが口コミで評判となり、アクセスする人が殺到するようになりました。このため、2人は博士号を取得するために勉強を続けるよりはこのリストの充実に力を注いだほうが得策と、1995年にヤフー社を創立しました。ヤフーはスウィフトの有名な小説『ガリバー旅行記』に登場する人間の姿をした獣の名前で、田舎者とか不作法者という意味もありますので、膨大なサイトの、どこをどう歩いたらよいのかわからない「お上りさん」の道案内の意味があるのでしょう。
乗換駅に着いたデータに対して、乗換駅はその行く先を聞き、その駅での路線図(経路制御情報)と対照し、次の乗換駅を教え、そこへ通じる路線のホームに案内して、送り出します。これを繰り返して、途中で使える路線がすべて運休だったとか、事故にあって失われたりしない限り、データは目的地の駅まで着くわけです。各駅は乗り換えを案内するだけであって、最終目的地まで付き添うような面倒は見ない、そのような仕組みなのです。これが、先ほど少しふれたインターネット・プロトコル(IP)がしている作業です。この作業をもう一度整理してみます。インターネットにつながっている各コンピュータは、まず、(最新版の)経路制御情報をもっていなければいけません。そして、送られてきたデータの宛名を見て、経路制御情報と照らし合わせ、そのデータをどの線を使ってどの乗換コンピュータまで届けるかを決定します。
ネット証券といえば、98年に松井証券が本格的にサービスをスタートしてからこの10年で多くの証券会社が参入して盛り上がってきた業界だ。日本証券業協会がまとめたネット取引に関する調査によれば、同協会の会員314社のうち、留年9月時点でネット取引を行なっているのは57社という。すべての口座数を合わせると1272万口座で、07年3月の調査時から83万口座増えている。ネット証券は、対面取引に比べて人件費や店舗維持費などのコストが抑えられるため、一般に取引手数料も低く設定されている。また、パソコンや携帯電話機を使い、好きな場所にいながら一瞬で株などを取引できる利便性も評価されて、数多くの個人投資家がこぞって口座を開いた。いまでは、ほかに仕事を持たない専業のネットトレーダーも登場し、年間数十億の利益を出すという猛者も現れている。