生命保険の情報開示の課題は、三利源だけではない。これまで大手生命保険の決算発表では、一般企業のように経常損益や最終損益が重視されることはなかった。通常の保険金支払いなどは積み立てている責任準備金で対応するほか、有価証券や不動産で損失を出しても株式含み益などで調整すれば経常赤字や最終赤字になることはなかったためだ。さらに、収益のほとんどを契約者に配当として還元していたから、最終損益の多寡は意味がなかったのだ。
[参考サイトのご紹介]
終身保険 http://www.hokende.com/static/life/big_sleep/permanent/
終身死亡保険比較 | 終身死亡保険を徹底比較 | 生命保険比較の保険市場
収入保障保険 http://www.hokende.com/static/income/
収入保障保険比較 | 収入保障保険を人気ランキングでも比較 | 生命保険比較の保険市場
変わって最も重要だったのが、契約者に支払うと想定される死亡保険金の合計である「保有契約高」と呼ばれる指標だった。業界全体で一予兆円を超える水準となる保有契約高は、損益計算書に計上される保険料収入などとは異なり、すべての契約の保険金を支払った場合の想定数字であり、実感のないいわば架空の数字だ。それが、保有契約の増加が将来の収益の増加につながるという論理と、営業管理面での中心指標だったという現実から、生命保険決算の指標でも中心を占めていた。